ペカチカほいほいのブログ

ギャンブル歴50年、浮き沈み人生で出会った楽しい出来事の数々。

続「クズ屋ご一行」ラスベガスでドタバタ劇場

クズ屋のご一行様、ルンルンツアー2日目です。


今日のスケジュールはきれいなお姉さま方が決めてます。



午前中・・・・お姉さま方はエステだそうです(お代は俺の部屋付けなってた)
午後から少し離れた巨大ショッピングモールでお買い物。
夜はマジックショーを鑑賞するというマトモな計画です。



午後1時タクシープールに集合した10名様なんですが、
タクシーがなかなか来ない。


だいぶ待って1台到着、A社長と専務+2名の4名様先が出発。


それから15分待って・・・・やっとタクシーがじゃんじゃか来ました。
残りの6名も2台に分乗してモールへ向かいます。




どでかいモールです。A社長一行がどのゲートで降りたかわかりません。
はぐれました。



巨大すぎて探す方法がありません、Auも圏外になってます。
常務は超心配そうに「早く探そう」とウロウロ始める。




常務さん、常務さん・・・・


こういうときはねえ・・・


ルイヴィトンの前で待ってれば必ず会えます。
みんな大好きルイヴィトンだから。




2F?だったかな
ルイヴィトンへ急行しました。



なんだ・・・・店内で不明の4名様は「ばっちり物色」してるじゃないですか。


再開を喜んで、2時間ほどお買い物です。


皆さま・・・・自分の可愛い彼女へご褒美を買ってあげてます。
ヴィトン、シャネル、Tさんはエルメス買ってるし・・・



オッサンは違います。「良い子」に何も買ってあげません。
だって彼女じゃないし、何もしてないし、バカ女だったし。



その日の明け方の話です。
徹夜でBJを楽しんで部屋に戻るとですねえ・・・・
オッサンのベッドがグチャグチャなんです。
彼女連中3名(Tさんとこ除く)がオッサンの部屋で夜通し暴れたようです。
大量の酒、ルームサービスの残骸、山盛りの吸い殻・・・・・
やっぱしオンナは自前で調達すべきであった・・・・心底後悔しました。



横のベッドでは「例の子」がイビキ掻き倒して寝てます。
しかも・・・洗ったパンツをベッドの横に干したままです。
(オッサンのじゃないですよあの子のパンツです)



さて本題へ戻ります。



お買い物を堪能してホテルまで帰ってきた10人組。
フロントで今日のキーを受け取って、一度部屋へ戻ろうとするオッサンに
ホテルからクレームです。



なんでも・・・・今朝がた5時頃の話ですが・・・・
オッサンの部屋が余りにもウルサイと
隣の部屋からクレームがあったそうです。



フロントが注意するため内線入れても「誰も出ない」


仕方なく部屋まで行って注意した・・・・なのに・・・・
英語が通じなかったのか・・・一向に騒ぎは収まらない。



クレームがまた入ったらしい。ホテルは再度部屋まで行って、
「うるせーよバカ」と言ったかどうか知らんが
かなりの剣幕で怒ったらしいんですね。
大騒ぎはそれで治まったそうです。





オッサン何も知らないのに・・・・ホテルに怒られちまった。
相当ヒドかったんでしょう。また騒ぐとホテルから追い出すって・・・


「バッカ野郎~、A社長の部屋でやれよ!」




まあ・・・いいでしょう・・・・上客ですから。



その後ショーを見て、午後10時頃解放されました。


これからがオッサンには本番です。カジノタイムです。


A社さま一行も「少しカジノで遊ぶ」となって、BJを始めます。
A社長は「ギャンブル」は楽しむ程度の方のようで、熱くなりません。
専務様はオンナ専門でした。バクチはやらんそうです。



ところが・・・・
元甲子園球児で都市対抗野球でも大活躍した名選手で、
某電機メーカーを退職してA社に入った常務さん・・・
これが「ギャンブル狂」でした。
サラリーマン時代に「競輪」に入れこんで相当な負債があったらしい。



社長と専務は引き上げました。
T社長は彼女を寝かしつけると、しばし休憩と相成りました。



しかし常務様は深夜までオッサンの横を離れません。
案の定・・・持ち金全部パーにしちゃいました。
金は社長が持ってるので取りに行けないと、
だからオッサンに「いくらか貸してくれ」と来ます。



そのとき1万ドルを「お貸し」したんですが、
最終日までに「お貸し」したのはTさんが3万ドル、オッサン2万ドルの
合計5万ドルへ膨れ上がります。



この借金の件はA社長には内緒にしてくれと必死の懇願です。
すぐ返せないから1年くらい待ってくれと・・・・


オッサンもTさんも「返すのはいつでもいいですよ」



なんせ上客の電機メーカーに顔の利く営業担当常務さんです。
「貸し」を作るのも悪くありません。
これで半導体の扱い量は増えるでしょう。



3日目です。
遊べるのは今日まで、明日早朝にチェックアウトです。



別のホテルを覗いたり、クラシックカーのコレクション、蝋人形と
ベガス王道の観光を楽しみ、夜はコンサートです。
もっともオッサンはコンサートはパスします!
これまで2回見てますし、1人でギャンブルがしたかった。


皆様をコンサート会場までお連れして、ネット予約のチケットを発券させて
ひとりひとりにお渡しして、席の場所を説明して・・ご挨拶。
「オッサンは戻ってカジノにいます」
一人でカジノへ戻りました。



「あの女」もコンサートへ行ってくれました。



これまでラスベガスで勝って日本に帰ったのは「このツアー」だけです。
いつも最後は負けて帰るのですが、今回は160万勝たせてもらった。
上客を沢山連れてきたからかなあ~



客の少ない日だった。ディラーとタイマン勝負でした。
インチキ英語を駆使しながら、
カラー2枚をスプリットしたり・・・※BJ用語です。アホのやる手口です。
やはりバクチは1人が最高だわ・・・・



大きなトラブルもなく、A社長御一行様もエンジョイされて
とても良いツアーになりました。皆様無事に成田へ到着です。



「お疲れさまでした」




オチですか?  あります。



最後にT社長がやってくれました。
T社長の彼女・・・・・帰国後キャリーを開けたら・・・・
モールで買ってもらった
①シャネルの靴
②シャネルのドレス
③ルイヴィトンのポーチ
④ルイヴィトンのリュック
が無いって!!  総額80万くらいって・・


さらに日本から持ってった何点かも無いらしい。
ラスベガスの荷物検査で抜かれたんだわ。
税金申告しなかったから没収された?


答えは「No」


れっきとした公務員(委託かも?)の荷物検査する連中が
小遣い稼ぐために盗んだに決まってる。



だいたいねえ・・・アメリカでテロの起きる原因はそこにあるのよ。
公務員が信用できないのはフィリピンレベルだわ。
出入国管理に泥棒するヤツは多いらしい・・・・・
チームのみんながグルでやるらしい・・・
この実態はCESでアメリカ人から聞いたから信じてます。
日本から持ってったのまで盗りやがる。死ね!!



ツアー責任者のオッサンはJALに連絡!
被害届をJALから貰って、送り返してJALのハンコを貰って
保険会社とクレジット会社へ損害請求しました。



Tさんがクレジットカードで買ってたのがラッキーだった。


8割が現金で戻ったそうです。



そのツアーで遣ったのは
航空券×10=約350万円
飲み食い・観光・・・・約50万 エステだけで6万円だとさ。
合計で約400万
Tさんが200万負担してくれました。


他に常務さんへの貸付500万(T300:オ200)
合計900万だった。 



A社には「ご接待」だからウチで持ちます。とオゴリました。
大丈夫です。それくらいトラック2台出してくれれば回収しますから。


オッサンは最終日カジノで160万円プラスにしましたので
持ち出しは「無いに等しい」のですが、


Tさんは・・・・荷物パクられあり~の、カジノの負けあり~の、
常務さんへの「帰ってきそうにない貸付」有り~ので・・・
総額500万持ち出したんじゃないかしら?