ペカチカほいほいのブログ

ギャンブル歴50年、浮き沈み人生で出会った楽しい出来事の数々。

クズ屋の周りはシャブ中だらけ・・・厄介な話

先週金曜日のこと。


知らない弁護士から電話がかかってきた。


「大宮の〇〇法律事務所のXと申します」
「山田太郎(仮名)さんをご存知でしょうか?」




「うん? 山田? 10年前ウチで預かってた取引先社長の弟さんかな?」
※5年前まで大変仲の良い取引先だった山田社長の弟さん。
※オッサンが5年前に会社を大縮小して以来、付き合いが無くなっている。



弁護士さんのお話です。


現在、山田は覚せい剤の「使用」で逮捕されて、
〇〇警察署に拘留されている。
自ら警察署へ出頭したこと、前回の逮捕から10数年たっていることで、
準初犯扱いで、反省もしていると検察が判断してくれて、起訴猶予となった。
10月10日に釈放される。



釈放後、当分の間は警察に所在をはっきりさせる必要があって、
オッサンにに身元預かり人になって欲しい。
いろいろ当たったんですが、社長さんとこしか無さそうなんです。
それと、お金の心配はいりません。本人ある程度のカネは持ってますので、
警察署との連絡窓口になってくれれば結構です。




じょ、じょ、じょ、じょ、冗談じゃあ・・有~りませんよ!
なんで俺が10年も会ってないヤツの、家族・親戚・社員でもない男の
身元引受人になる必要はないだろ。あり得んだろ!!


そもそも・・・なんで山田は俺の名前を言ってるのよ?
アイツには社長ヤッテル兄貴もいれば嫁さんも子供もいるだろう?
とんでもない話だわ。



弁護士
社長さんのおっしゃる通りです。我々も山田の近い方々に連絡を取ったんですが、
兄貴は3年前に会社倒産させて行方不明
嫁さんとは10年前に離婚してる。
ご両親は鬼籍に入ってる。
ほかに数名当たったんですが誰も引き受けてくれないんです。
なんとかお願いできませんでしょうか?




そもそもさあ・・・なんで身元預かり人が必要なのよ?
保釈じゃないんでしょ? 処分保留か証拠不十分の釈放でしょ?
釈放して放り出せばいい話じゃないの?



弁護士
検察が山田を不起訴にしてくれたのは取引があったんです。
山田が検察官に「シャブの売人」を知ってる限り教えたそうです。
そして山田がチクった売人2名はすでに逮捕されてまして、
近いうちに起訴されます。
その公判に山田が証人で出廷することも検察と約束しています。


つまり釈放してやるから、売人の裁判が終わるまでの間、
①所在が分かるところにいること、
②いつでも連絡がつくようにすること、
③警察の呼び出しがあればすぐ来てくれること
④身元のしっかりした方を引受人にすること
この4つが不起訴の条件なんです。
オッサンさんは自営業ですし、警察署のお近くなので
いろいろ助かりますし、お時間に融通も利くと思いまして。




もし預かったら俺に日当が出るの?



弁護士
それは山田と相談してください。




あほか! オマエ、そんな相談なんかできるか!



弁護士
これは警察への協力事案となって、いわば警察への貸しです。
社長さんも今後困った時はいろいろ助かることがあるかもしれませんよ。


警察は「密売ルート」の全容解明にさらに山田の情報が必要ですし、
検察は「公判のため」山田といつでも連絡取れる引受先が必要です、
さらに山田には「安全な隠れ家」が必要なんです。





ふ、ふ、ふ、ふざけんなよ・・・・・・
勝手なことをホザくんじゃない!
警察に山田が必要だったら「勾留延長」して
ず~っと閉じ込めとけばいい話じゃん。
なんで釈放するのか意味不明だろ。
俺が安全な隠れ家なんか提供できるわけないだろう!!


山田がそんな大事な「証人」だったら警察で保護すればいいだろ!
なんで俺が預かるわけ?  全然意味が解んない!!



弁護士
私は弁護士ですが、警察の立場で言いますとね、
いま留置場がイッパイなんです、中の人数を減らしたいんですよ。
だから罪状の軽いヤツはサッサと出したいんです。
山田も相当出たがってますしね。



警察もすぐ再犯の恐れがあったり、頭がおかしいヤツは別ですが、
山田の血液検査の結果、体内の覚せい剤濃度も軽いもので、
常習じゃ無いようですし、本人も相当反省してますし、
警察の捜査に協力的だったので、出してもよいと判断したようで
こうなりました。


それから・・・・嫌な話ですが・・・・
警察はシャブ中をマトモに相手にしません。
簡単に言えば山田なんてどうでもいいんです。
山田が「売人の情報」を警察に漏らしたと組織から追われて
その組織から狙われて死んでもいいと思ってます。
警察がシャブ中を身辺安全のために保護するなんてあり得ません。
逮捕して刑務所に送るか、さっさと出すかです。



検察のほうは「売人の裁判」で山田の証言が必要ですが、
裁判において山田の証言なんてたいした効果はありません。
山田が売人の公判で「検察側証人」として証言しても
裁判官がすんなり認めてくれるか不明です。
裁判官もシャブ中の証言なんて話半分にしか聞きませんしね。
警察はすでに売人の情報は聞き出したし、あとはお好きにどうぞが本音です。
どうせすぐ捕まって次は実刑になるだけだろう・・・そんな考えです。


検察は山田が多少必要ですが、警察は迷惑なんです。
密売ルート捜査の途中で聞きたいことがあれば呼び出しますが、
もう2人パクって自供も取ってるでしょうから
山田無しでも立件に問題ないと考えているでしょう。




弁護士さん、懇切丁寧で解りやすい説明をありがとうございます。
これで決心しました。山田も可哀そうな男ですねえ。



「このお話は・・・おことわりします。」



こっちの身辺が危ないわい、



実は一昨年も似たような話が合ったんだわ・・・・


オッサンの周りはシャブ中だらけだ・・・・



ハッキリ書いときますが、オッサンは前科無しですよ。
※国税にゴメンナサイはあるけどね。
交通違反すらここ10年無い。変な方とのお付き合いもありません。






山下純一と言う名前のベトナム人

仕事柄、ウチの周囲はインターナショナル(外国人が多かった)でした。


ウチに韓国人3名、中国人1名の社員がいたし、
取引先にはフィリピン人、タイ人、ミャンマー人、バングラデシュ人
パキスタン人、イラン人、イラク人、トルコ人、UAE人がいました。



さて、13年ほど前のある日、
オッサンが会社で荷下ろし作業をしていると、
1台のオンボロハイエースが入って来ます。
妙に愛想のよい男が下りてきて言いました。


「私にスクラップを売って下さい」



名刺も出してきた。


名刺に
 山下商会  代表 山下純一  と書いてある。


もうね、どうみても100%東南アジア人なの。
山下純一じゃないのよね。グエン・ビャンなんとかとか・・・・
そんな名前のはずなんだわ。



取り合えず
「何が欲しいの?」って聞くと・・・・・


いま荷下ろし中の液晶を指差して
「これ下さい」



「これ高いよ、オカネあるの?」


山下
「いくらですか?」



「何個欲しいのよ?」


山下
「全部欲しいです」



「幾らで買ってくれるの?」


山下
「今・・・売ってる価格を教えてください」



「ダ~メ、そっちが先に提示しな、そっちが高かったら現金で売ってやる」


山下
「少し待ってクダサイ」


・・・・どっかに日本語で電話をかける。


オッサンは親切です。
彼の横まで行って、メモに「シャープ」の7インチ液晶で
型番はLQ070・・だよと・・・書いて見せてやった。
山下はそのメモを手に取って、型番を電話相手に伝えてる。



オッサンはとっくに分かってました。
コイツはどっかの輸出屋に雇われて
関東のスクラップ屋を手当たり次第に回ってる
「ド素人集荷マン」だわ。



当時・・・毎日のように「液晶を売って下さい」と電話がありました。
会社まで押しかけてくる「にわか液晶バイヤー」さんが
いっぱい出現したんです。
「これは儲かる」と新規参入する外人さんがイッパイいたんですね。




オッサンはヒマだったんですね、荷下ろし作業するくらいだから
その日は相当ヒマだったんだと思います。
ヒマなもんだから・・・
彼がオッサンに提示する価格が楽しみになってきました。
当時日本で1・2位を争う液晶サプライヤーのオッサンに
彼は幾らの価格を提示するんだろう。
ちなみにその当時の価格は1台5000円ほどです。



電話が終わりました。
緊張の購入価格提示タイムです。



山下
「1台8000円です」



「なぬ? 8000円?」
「すぐ売ってやる、1万枚あるから、すぐ8000万持って来い」


山下の顔に「不安」がよぎったようです。


山下
「もう一回電話していいですか?」



「いいとも!、早く決めちゃおうぜ!」


山下は・・・・再度どこぞへ電話開始です。


電話終了!



山下
「すいません、間違いです。3900円です」




別にいいんです。コイツの程度はそんなもんでしょう。



多分・・・・・山下は雇い主(誰だか、何人だか知らんが)から
「4000円で買う」から集めて来いと指示を受けてるんでしょう。
100円抜いても1万枚だから100万儲かるとギリギリ価格を出した。
その心意気や「あっぱれ」です。



山下の売り先は・・・どうせ「楊Gか陳G」のアンダー企業に
1台4500円で集めろと言われてるんでしょう。
で・・アンダーのリンか周が香港まで輸出して、
1台5000円で香港シンジゲートが買い上げるって流れです。
ウチは倉庫まで取りに越させて5000円だから最上級価格でした。




8000円は客の気を引くためのインチキ価格です。
最後は3500円程度へ絶対値下げするんですよ。
連中の値下げする言い訳が
「1万枚なら8000円だけど、100枚だと3500円なの」
なんて言って値下げするパターンですね。
「量があればもっと高く買うよ」と言うんです。


まさか1万枚目の前にあるとは「山下君」も予想してなかったのね。



当時パチンコ台の解体をしている「小さいスクラップ屋」だと
50枚とか100枚持ってるとこが多かったから
ウチも「大したことない」と思ったようです。
ウチを知らないんて「ど素人 OF THE素人」ですわ。



さてスクラップ取引の特色はいろいろありますが、
普通の製品商売と「完全に違うところ」がこれ↓↓



普通の製品は大量に買ってもらうと単価が下がりますよね、
大口値引きしますよね。
でもスクラップは違うんです。
量が増えると単価が上がります。値上がりするんです。
これがスクラップ商売の「特徴」です。



しかも売り先は「客じゃありません」
仕入先が「大切なお客様」なんです。
カネを払うほうが「立場が弱い」という特異な世界です。
カネよりモノを持ってる方が強いんですね。





その後・・・・山下純一はウチに頻繁に出入りすることになります。


しょうもないスクラップを持ち込んで「買ってくれ」だったり


ときどき倉庫内をウロウロして「これ売ってくれ」だったり・・・


普通怪しいヤツは倉庫内に入れないんだけど、


山下純一は「愛嬌」があって「憎めない」男だった。


彼がベトナム人なのは人相で分かったし、本人からも聞いた。




ただ・・・・オッサンも策士です、越後屋なんですね。


普通得体の知れないベトナム人なんか絶対出入りさせませんが


布石があったんです。



その頃、2005年頃は中国が爆発的な発展をする直前期でした。


「いずれベトナムもそうなる」


オッサンは確信を持ってました。


「中国の次はベトナムだ」
「ベトナムの高度成長でスクラップが売れるはず」


この山下純一を育ててベトナムのエージェントにしちまおう!!


こんな壮大な計画を考えとったんですわ。


彼にスクラップをイチから教え込もうとしてました。


山下純一もヤル気満々のように見えた。





ところが・・・


それから少しして、山下の音信がプッツリ途絶えた。




半年後くらいでしょうか・・・・・ヤフートップ記事に


「ベトナム人窃盗団逮捕される」の記事を発見!!


埼玉県川口署は昨夜関東全域で
鉄スクラップや重機、車両などを盗んだ疑いで
ベトナム国籍の「なんちゃらかんちゃら36歳」ら8名を逮捕しました。
「なんちゃら」らは半年ほど前から、
建設現場や駐車場から鉄スクラップ・車両・重機などを盗んでいたようです。
余罪は数百件に上ると見て全容の解明を急ぐ方針です。



日経新聞社会面には山下純一の「顔写真」もバッチリ写ってる。
NHKニュースの関東版でも写真がバッチリ。



この事件はオッサンのせいじゃないからね。



なんで山下純一と名乗ったのか聞いたんだけど・・・忘れたわ。


たいした理由じゃ無かったはず。



その後・・・・2年ほどして・・・・多分出所して・・・・


山下純一は・・・またウチに「ひょっこり現れた」・・・・・


もちろん「今後一切出入り禁止」を申し渡したんだが・・・・


相変わらず・・・・愛嬌のある男だった。























クズ屋の社長が言われたこと。

皆さん・・・生きていると「いろいろ言われます」よね。


ふと「言われたことで記憶に残ってること」をまとめたくなりました。



ちなみにオッサンの座右の銘は


「何事もヤってみないとわからない、終わってみないとわからない」


「正解なんてどこにもない」



ある人から言われました。
そいつは・・・なんでこんなことを言ったのかしら?
よっぽどオッサンに「どこか欠陥」があったのかしら。
その言った方の本心が知りたいと今でも思います。



M社のW専務さんからの一言がこれです。


        ↓↓↓
「社長(オッサン)さんは社員を信じてませんねえ」
「また社長さんは社員に甘いですよ、厳しさが足りないと思いますよ」
「私んとこの社長は凄く厳しいんです、だから社員も仕事を必死でします」
「でも厳しさに愛があって社員を心から信じてくれるんです」



オッサンの気持ち
「社員を信じる?・・・・信じるねえ・・・どうなんだろ」
「別に社員を泥棒だと疑っちゃいないけど・・・・・・」
「社員を信用するとかしないとか、こんなことを考えたこと無いわ~」
「社員のことはみんな好きだけど・・・信じてはいない、疑ってもいないけど」
「サボる奴もズルする奴もいるとは思うが・・・」
「仕事なんて、上手くいく時は上手くいくし」
「しくじるときは、しくじる」
「しくじりの理由は沢山あるが、これをヤラせた社長が間違ったという事」
「仕事もレースも相手があって、展開があって、予想外がある」
「社員には期待すれども楽観せずって・・・・そんなとこかなあ・・・」
これがオッサンの社員に対する向き合い方なんですね。



何事もバクチに例えて話すのは悪い癖なんだが・・・・
オッサンはねえ、社員に仕事を任せた自分の判断を信じてるだけなんだわ。
社員がしくじれば自分の判断を責めるだけだし
しくじったら次のレースで頑張ればいい。
すべて車券(馬券・舟券)を買ったオッサンの責任であって
走る馬(社員)に責任は無い。責任の無い社員を怒れるはずがない。
社員を「馬呼ばわり」するのも失礼?  そうですよねえ・・・
例えは悪いが、この馬は「勝てそう」と見込んで賭けてるわけで
これなら「ヤレそうだ」と指示を与えてるわけですね。
しかし予想通り、期待通りに行かないから世の中面白い・・・




オッサンはこう答えました。
「信じるって何よ? あんたんとこの社長の方がおかしいだろ」
「信じるより疑うほうが自然じゃないの?」
「信じてるって言って必死で仕事させたとしてもよ・・・」
「必死で頑張ってもダメなときはダメだし、楽して簡単に決まるときもあるし」
「仕事もレースも展開っちゅうもんがあって、予想通りに行かないでしょう」
「思い通りに運ぶレースなんて配当は激少ないんだから」
「仕事もレースも大穴狙う時は信じてないヤツに賭けるでしょ」
「ウチは大穴当てるのが大好きな会社なの」
「だから信用してない社員にもガッツリ賭けるの」
「そして賭けられた社員は勉強して実力が付いてくるのよ」




これがマトモな回答かは別にして、信じるって何ですかね?
「こいつは絶対に裏切らない」と思う事かな?



そんじゃ裏切るって何ですか?
人生の優先事項なんて「人それぞれ」違うんだから、
今の仕事よりも大事なことがあればサッサと見切りつければいいし、
いまの任された仕事が好きなら一生懸命やればいいと思うんだが、



「お前を信じてるから死ぬ気で頑張れ」なんて絶対に言いません。


オッサンなら
「他にいい会社有ったらサッサと転職しろ」
事実そう言ってるし。



オッサンは社員を怒ったことは滅多にありません。
オッサンにそう「言ってくれた方」W専務んとこの社長さんは
厳しい方でした。
ガンガン怒ります。叱ります。
訪問すると社内は緊張感に包まれてました。
事務所のドアを開けると全社員が起立して「いらっしゃいませ」の会社さんです。



ただ厳しい会社だから「社内事故」や「不祥事」が無いわけじゃなく、
ウチの社内での人身事故は0回なのに、あっちは5回以上です・・・・
両社の作業内容に大きな違いはないのに、こんなに違います。
設備の安全対策も向こうが上でした。万全を期すのに事故は起きます。
厳しい朝礼や叱咤激励があっても事故は起きるんです。




かたやウチの作業は「よその会社さん」が見たら
腰抜かすほど危険な環境です。
相当危ない環境で仕事させてました。




事故が起きなかったのは運が良いからですが、
設備を極力シンプルにしてあったからでもあります。
メーカーの「これも付けると使いやすくなる」なんて提案は無視です。
設備の調子が悪くなった時・・・事故が起こります。
無理に動かしたり、難しい修理をしたり・・・・
事故には不注意と無理が付いて回ります。



ウチの設備はシンプルです。余計な飾りは有りません。
基本構造だけ作ってもらって
あとはコッチの使いやすいように切ったり貼ったりします。
少し改造しては、使う連中の意見を聞いて、修正しながら作り上げます。
結果、社員がラクに使いこなせて、トラブル時の対応も
「どこに原因があるか明白」です。
「どこが危険なのか」・・・・これも明白なんですね。
メーカーのマニュアルや他社の使用例などのデータは信用しません。
ウチはウチの使いやすいようにマシンを改造します。



M社はメーカーの言うとおりに設備を組んでました。



①言わなくてもわかる子
②言えばわかる子
③言ってもわからない子
④恐怖とアメで言いなりになる子


アッチは②と④の子が多いと思った。