ペカチカほいほいのブログ

ギャンブル歴50年、浮き沈み人生で出会った楽しい出来事の数々。

クズ屋の社長が言われたこと。

皆さん・・・生きていると「いろいろ言われます」よね。


ふと「言われたことで記憶に残ってること」をまとめたくなりました。



ちなみにオッサンの座右の銘は


「何事もヤってみないとわからない、終わってみないとわからない」


「正解なんてどこにもない」



ある人から言われました。
そいつは・・・なんでこんなことを言ったのかしら?
よっぽどオッサンに「どこか欠陥」があったのかしら。
その言った方の本心が知りたいと今でも思います。



M社のW専務さんからの一言がこれです。


        ↓↓↓
「社長(オッサン)さんは社員を信じてませんねえ」
「また社長さんは社員に甘いですよ、厳しさが足りないと思いますよ」
「私んとこの社長は凄く厳しいんです、だから社員も仕事を必死でします」
「でも厳しさに愛があって社員を心から信じてくれるんです」



オッサンの気持ち
「社員を信じる?・・・・信じるねえ・・・どうなんだろ」
「別に社員を泥棒だと疑っちゃいないけど・・・・・・」
「社員を信用するとかしないとか、こんなことを考えたこと無いわ~」
「社員のことはみんな好きだけど・・・信じてはいない、疑ってもいないけど」
「サボる奴もズルする奴もいるとは思うが・・・」
「仕事なんて、上手くいく時は上手くいくし」
「しくじるときは、しくじる」
「しくじりの理由は沢山あるが、これをヤラせた社長が間違ったという事」
「仕事もレースも相手があって、展開があって、予想外がある」
「社員には期待すれども楽観せずって・・・・そんなとこかなあ・・・」
これがオッサンの社員に対する向き合い方なんですね。



何事もバクチに例えて話すのは悪い癖なんだが・・・・
オッサンはねえ、社員に仕事を任せた自分の判断を信じてるだけなんだわ。
社員がしくじれば自分の判断を責めるだけだし
しくじったら次のレースで頑張ればいい。
すべて車券(馬券・舟券)を買ったオッサンの責任であって
走る馬(社員)に責任は無い。責任の無い社員を怒れるはずがない。
社員を「馬呼ばわり」するのも失礼?  そうですよねえ・・・
例えは悪いが、この馬は「勝てそう」と見込んで賭けてるわけで
これなら「ヤレそうだ」と指示を与えてるわけですね。
しかし予想通り、期待通りに行かないから世の中面白い・・・




オッサンはこう答えました。
「信じるって何よ? あんたんとこの社長の方がおかしいだろ」
「信じるより疑うほうが自然じゃないの?」
「信じてるって言って必死で仕事させたとしてもよ・・・」
「必死で頑張ってもダメなときはダメだし、楽して簡単に決まるときもあるし」
「仕事もレースも展開っちゅうもんがあって、予想通りに行かないでしょう」
「思い通りに運ぶレースなんて配当は激少ないんだから」
「仕事もレースも大穴狙う時は信じてないヤツに賭けるでしょ」
「ウチは大穴当てるのが大好きな会社なの」
「だから信用してない社員にもガッツリ賭けるの」
「そして賭けられた社員は勉強して実力が付いてくるのよ」




これがマトモな回答かは別にして、信じるって何ですかね?
「こいつは絶対に裏切らない」と思う事かな?



そんじゃ裏切るって何ですか?
人生の優先事項なんて「人それぞれ」違うんだから、
今の仕事よりも大事なことがあればサッサと見切りつければいいし、
いまの任された仕事が好きなら一生懸命やればいいと思うんだが、



「お前を信じてるから死ぬ気で頑張れ」なんて絶対に言いません。


オッサンなら
「他にいい会社有ったらサッサと転職しろ」
事実そう言ってるし。



オッサンは社員を怒ったことは滅多にありません。
オッサンにそう「言ってくれた方」W専務んとこの社長さんは
厳しい方でした。
ガンガン怒ります。叱ります。
訪問すると社内は緊張感に包まれてました。
事務所のドアを開けると全社員が起立して「いらっしゃいませ」の会社さんです。



ただ厳しい会社だから「社内事故」や「不祥事」が無いわけじゃなく、
ウチの社内での人身事故は0回なのに、あっちは5回以上です・・・・
両社の作業内容に大きな違いはないのに、こんなに違います。
設備の安全対策も向こうが上でした。万全を期すのに事故は起きます。
厳しい朝礼や叱咤激励があっても事故は起きるんです。




かたやウチの作業は「よその会社さん」が見たら
腰抜かすほど危険な環境です。
相当危ない環境で仕事させてました。




事故が起きなかったのは運が良いからですが、
設備を極力シンプルにしてあったからでもあります。
メーカーの「これも付けると使いやすくなる」なんて提案は無視です。
設備の調子が悪くなった時・・・事故が起こります。
無理に動かしたり、難しい修理をしたり・・・・
事故には不注意と無理が付いて回ります。



ウチの設備はシンプルです。余計な飾りは有りません。
基本構造だけ作ってもらって
あとはコッチの使いやすいように切ったり貼ったりします。
少し改造しては、使う連中の意見を聞いて、修正しながら作り上げます。
結果、社員がラクに使いこなせて、トラブル時の対応も
「どこに原因があるか明白」です。
「どこが危険なのか」・・・・これも明白なんですね。
メーカーのマニュアルや他社の使用例などのデータは信用しません。
ウチはウチの使いやすいようにマシンを改造します。



M社はメーカーの言うとおりに設備を組んでました。



①言わなくてもわかる子
②言えばわかる子
③言ってもわからない子
④恐怖とアメで言いなりになる子


アッチは②と④の子が多いと思った。